うちの次男は言葉が遅れています。
3歳の時は自分言葉が多く、よその子はスムーズに会話ができているのに対して、うちの子は3語は出るのに口数が多い方ではありませんでした。
4歳の時はあまり話さずに聞いている方が多く、じっと周りを観察したり、愛嬌を振りまいて周りのご機嫌をとってその場を乗り切っていました。怒ると頭突きをして来ることもありました。
そして5歳の現在。急にたくさん話すようになり、ようやく「どうして?」の言葉を聞く事ができました。
こちらの言葉にツッコミを入れたり、冗談を言ってみたり、「そろそろ」「たぶん」などの言い回しもできるようになりました。
だけど、話し方はゆっくりで長く、まどろっこしく、一生懸命考えながら、英語が不慣れな日本人が頭の中で翻訳をして会話するように言葉を話します。
緊張していたり、テンションが上がると一方的に自分が話したい事を話し続けて会話にならない事もあります。
未だに夜泣きをするし、夜寝ぼけていると言葉が出て来ずに会話にならず、こちらが察する事で要求が通るか、気がすむまでひたすら泣き続けます。
うちの場合の言葉が遅れた原因は
言葉が遅れた原因は発達障害でした。
発達障害にも色々とあるのですが、うちの場合は病院で詳しく検査した結果、発達が遅れていて、自分の世界が強く、視覚優位なんだそうです。
得意な事はすっごい得意だけど、苦手な事は人より苦手。
得意なところをしっかり伸ばしてやればいいんだけど、学校など協調性を求められる社会では生きずらく、苦手な事にサポートが必要な子です。
うちの子は、言葉で聞く情報より映像の情報を扱うのが得意な頭をしているそうです。
言葉を出そうとすると、頭の中の映像を知っている言葉に翻訳して外に出す作業をしないと話せないんですよね。
また、絵を見れば理解するけど、頭の中の映像と言葉が一致しなくて、知っているはずのことでも言葉で尋ねられて理解できない事があります。
単語の引き出しが少なく、知っているはずなのに言葉で単語だけ聞いても理解できていない事があるんです。
訓練方法としては、例えば散歩に行っていて看板を見つけたら、ノートに”かんばん”という文字を書いてみせるような事が有効だそうです。
うちの子の特徴として、ひらがなの練習をするときに文字をそっくりに書くことができるのに一つの文字として読めない、発音できない。
お手本がないと書けない。「な」をなすの絵カードで覚えさせたら「なすの”な”」と教えないと「な」だけではその文字を書くことにできないといった事がありました。
絵は上手に特徴を捉えて書けるのに、文字が読めない、お手本がないと書けない子はうちと同じ視覚優位でちょっと工夫してあげないと人と同じ事をするのがものすごく難しい子かもしれません。
まとめ:この子なりのペースで大きくなるのを認めよう
うちの子は5歳になってから急にベラベラと話し始め、人よりもゆっくりゆっくりとですが、毎日「そんな事言えるようになったの!?」と驚くことが増え続けています。
主治医の話だと、「大人になってもカタコトなわけではない、ゆっくりだけどいつかはちゃんと追いつく」との事です。
他の子と比べるとどうしても辛くなったりする事が多いので、普通を求めるのをやめました。
うちは長男も発達障害のグレーゾーンです。持病もあるし、次男とは違ったタイプの凸凹があります。
長男の子育てで学んだのですが、グレーゾーンの子は最初からみんなと同じ事をやる事が難しかったりするのですが、やり方を工夫してあげたり、失敗から学んで経験値を積む事でちゃんと成長できるので、どうしても成長がゆっくりだったり本人や親に葛藤はあったりするのですが、大変だけど意外とどうとでもなります。
次男にもできない事はあるけど、いいところ、すごいところもたくさんあるので会話にしっかり付き合って、今のレベルでできることを増やしていきたいと思います。
できない事はできないんだから、割り切ってじゃあどうするかを考えたほうが得です。
いちいちキリキリしていたら親も子もお互いに身が持ちません。反省して苦手な事をどうしたらできるようになるか工夫してやり方アップデートしていくのみです。
うちの子は本人のやる気が向かず、合わなかったので行かせませんでしたが言語を専門に見てくれる発達支援サービスもあります。
言語聴覚士がいる発達支援サービスをインターネットで検索するか、市役所に問い合わせたら教えてくれます。
どうしても焦ってしまう事もあるのですが、「大丈夫、いつかは追いつく」「うちはうち、よそはよそ」を合言葉に支援サービスをうまく活用して気長にやっていきましょう。