スマホの通信料金って正直高くないですか?
2年ほど前、うちの夫婦は二人合わせて3万円以上を払っていました。
何の疑問も持たずに月々3万円ポーンと払っていたのですから今思うと恐ろしい。
私の携帯代金だけでもパケ放題+通話代+機種代で1万4千円くらいでした。
現在はダンナの古い携帯の利用と脱大手キャリアのおかげでほぼ10分の1ほどの金額で済んでいます。
スマホを使いたいけど安く済ませたい方向けにおすすめの方法を紹介します。
スマホの通信料金を安くすませるためには格安SIMを利用する
格安SIMってなに?
docomo,au,SoftBankはご存知ですよね。
これらを大手キャリアというのですが、格安SIMとはこの大手キャリアの設備を借りて他の会社が安く通信できるSIMカード(スマホやタブレットが通話やデータ通信を行うのに必要なICカード)を提供するサービスのことです。
スマホの裏面のフタを開けるとSIMカードが入っているのですが、これを格安SIMの会社から提供されたSIMカードに交換することで大手キャリア以外の通信サービスを利用することができます。
格安SIMと格安スマホどう違うの?
前述のとおり、格安SIMは大手3キャリアの設備の一部を借りてSIMカードのみを提供する通信サービスのことで料金プランを細かく選ぶことができます。SIMフリースマホやSIMロック解除済みのスマホでの利用が可能です。
それに対して格安スマホは格安SIMを提供する会社が格安SIMと対応のスマホ端末をセットで販売するサービスのことです。格安SIMのみと比較すると端末やプラン設定を選ぶ自由度は低いものの、申し込んですぐ使えるので早く利用したい方や初心者にはオススメです。端末自体の紛失や水没のサポートもあったりするので安心して利用することができます。
格安SIMってどのスマホで使えるの?
格安SIMが使えるのは主にドコモのスマートフォン、またはSIMフリーのスマホと呼ばれる最初からSIMロック(スマホやガラケー自体にかかっている特定の通信業者しか使えないようにする制限)のかかっていないスマホです。
SoftBankについては回線を利用した格安SIMの会社がないのが現在のところありませんし、対応端末も少なく運用方法が難しくなるためお手持ちの端末での格安SIM利用をおすすめしません。ドコモの中古スマホを購入した方が早いです。
auのスマホは他社と通信方式が違うため「mineo」と「UQ mobile」の2社の格安SIMのみ利用ができます。ただしLTE対応端末でないもの、最新のVoLTE対応端末は格安SIMの利用ができないのでお手持ちのスマホが利用できるかどうか申し込みの前に予め確認する必要があります。
もし格安SIMに対応できるスマホを持っていない場合は格安スマホか中古のスマートフォンを購入する形になります。
中古のスマートフォン(白ロムとも呼ばれます)を購入するのであれば個人的にドコモのXperiaシリーズが超おすすめです。
私の場合、主人が新しいスマホを購入したのでXperiaAをそのまま譲り受けたのですが、割と古い機種で価格が下がっているスマートフォンでも申し分のない使用感でサクサク動きます。
SIMロックの解除ってどうやるの?
ドコモの中古携帯で格安SIMを利用する場合、2011年4月から2015年5月に発売されたスマホの場合、店頭持ち込みでSIMロックを解約します。
必要なものは本人確認ができるもの(運転免許書など)と事務手数料3000円です。
時間については私の場合10分ほどでサクッと終わりました。(待ち時間は除きます)
格安SIMってどんな人に向いてるの?
通話料が多い人は格安SIMにするとむしろ損!?
スマホの通信代金を安くするためには、まず自分の通信料金と通話料金を把握する必要があります。
格安SIMってプランの料金自体は安いのですが、必ずしもすべての人がトータルの運用料金が安くなるわけではないんですよね。
理由はキャリアスマホのプランの場合、高品質の通話料金が定額でかけ放題でだったのが、格安SIMは基本的に30秒20円での利用になるので長時間電話をすると上乗せされるのでその分料金が高くなるからです。
打開策として通話用の大手キャリアで契約したガラケーと格安SIMを入れたスマホ(通信のみ利用)の2台持ちにする、通話時間がそこそこであれば楽天でんわなどの安くネット通話できるアプリをいれて通話するなどの方法があります。
特に家族や実家との通話だけが多い方は2台持ちが実用的でおすすめです。大手キャリアで契約のガラケーを家族間通話用にして、格安SIMを通信のみにすれば実用的に安く運用することができます。
私の場合自分から電話をかける機会があまりなかったため、ガラケーの一番低い1000円以下のプランでスマホを持っていない実家の家族とメールや電話を頻繁に行って友人とは通信のみの格安SIMスマホでLINEで連絡をとっています。
個人的に子育て中はめっちゃ携帯を落とすので頻繁に使う方は丈夫なガラケーで良かったと思っています。
通信プランを見極めないとチャージ料金が高くなることも!
パケ放題で動画をガンガン見てた方はプランによってはパケットの通信量が制限されるため途中でチャージする必要がでてくるため利用料金が割高になることもあります。
そのため自分の使い方や通信量にあわせて格安SIMの会社とプランを選ぶことが重要になります。
格安SIMはIIJmioがおすすめ!
私の場合、ドコモの中古携帯をすでに持っていたので選択肢がたくさんあったのですが、最終的にOCNモバイルONEとIIJmioでかなり迷った末にIIJmioに決めました。
理由は利用料金がOCNモバイルONEの方が単純に200円高くなったこと。高速通信の容量が足りなくなった際のクーポンの追加代金が少量で安く設定されていたのでパケット容量が足りなくなっても追加しやすいと感じたことです。
料金プランがシンプルで分かりやすいのもいいですよね。
家族で格安SIMを利用するという方には特にIIJmioをおすすめします。
そのメリットは前月利用分の残ったデータ量を繰り越せること、そしてIIJmioが提供するアプリのみおふぉんダイアルと家族間割引を利用すると最大で60パーセント通話料金が安くなることです。
料金は通信のみで3GBが900円、5GBで1520円、10GBで2560円です。それぞれの価格にプラス140円でSMS機能、プラス700円で音声通話機能がつけられます。
また、10GBのプランは3枚までSIMカードを発行できる(発行手数料は有料)のであまったデータ使用量を家族で分け合えさらに親回線で子どもの使用量を管理できるので家族で1契約するのにおすすめです。
自宅に回線引いていてwifi環境が整っていて外出先ではLINEやWEBサイトの閲覧くらいしか通信を使わない方は3GBプラン、外出先でも動画や写真を割とみる機会が多い、高品質なゲームをたくさんする方は5GBプラン、家族でシェアしたい、スマホやタブレットなど複数台で通信を使い方は10GBプランをおすすめします。
元々auスマホをお持ちの方はIIJmioは使えないのでご注意くださいね。
契約までになにがいるの?
初期に必要な費用は初期費用3000円とSIMカードの月額利用料金です。
必要なものは本人確認書類、クレジットカード、Eメールアドレス、番号をそのままで音声通話を利用する方はMNP予約番号が必要となります(データ通信のみの方は不要)。
本人確認書類は申し込み手続き完了後に写真で撮影し、データをアップロードします。
本人確認完了後、1~2日でSIMカードが発送されます。
申し込み方法には家電量販店などでSIMカードを購入して申し込む形と、WEBから申し込むやり方があります。
イオンやビックカメラであれば店員さんに相談しながら即日開通も可能なので、SIMの種類がわからない、料金プランやオプションで悩んでいる方は店頭での申し込みをおすすめします。
やっぱり違った!を回避するために
大手キャリアから格安SIMに変更する場合に違約金などがかかったり、これでいいのか迷ったりしますよね、そんな時はまずデータ通信プランのみで2台持ちにしてお試しで使ってみることをおすすめします。
IIJmioではデータ通信のみのプランとSMS付きSIMカードの場合、解約の際に手数料が発生しません。
しかし、MNP転入や音声通話機能付きのSIMかーどはほぼ1年の解約金が発生するのです。
音声通話の解約金の算出方法は(12ヵ月-利用開始月を0ヵ月とした利用月数)×1,000円(税抜)になります。
データ通信のみのSIMから音声通話SIMに変更する際は、手数料として2000円かかりますが途中で使い勝手に不満を感じて大手キャリアに出戻る可能性があるならかえって安くすむのではないかと思います。
※データ通信用SIMから音声通話SIM(またはMNP転入)をする際の注意点は下記にてご確認ください。
データ通信専用SIMカードから音声通話機能付きSIMカードへ交換する際の注意事項
まとめ
私の場合優柔不断な性格なので格安SIMの会社選び、プラン選びに時間がかかったのですが結果コスパ面も通信面も満足しています。
こどもが小さいうちはガラケーと自宅WIFIのみで満足していたのですが、少し大きくなるとママ友の付き合いやクラスでLINEのグループができたりして徐々に不便さを感じていて格安SIM+中古スマホに交換したんですが、外出先で目撃されたのにLINEをスルーしてしまって後で少しだけ微妙な感じになるということがなくなりました。
今回は自身でつかっているIIJmioを紹介したのですが、いろんな会社からいろんなプランが出ているのでよく吟味して自分にあったやり方を選んでくださいね!
※ブログ記事は2016年1月18日現在の情報です。内容は変わることがありますのでご自身で確認の上申し込みや選択を行ってください。