朝の出発時間、寝る時間、遊びから帰る時間。こどもがいくら駄々をこねても時間って常に追いかけて来ますよね?
そんな時、こどもを時間に合わせて引っ張り回すのではなく、一緒に準備して時間が来るのを待ち構えていけたら子育てがずっと楽しくなると思いませんか?
こどもに時間の感覚を身につけたい!そんな想いで我が子のために時計の読み方を考えて実践していみました。
1.子どもから見える位置に読みやすい掛け時計を置く
まずは時間の存在を教えたくてリビングの子どもの目から見えやすい高さに読みやすい掛け時計を置いて声かけをすることにしました。
ことあるごとに「いまの時間は7時です。バスが来る時間は8時です。短い赤い針が8、長くて青い針がぐるりと回って12のところに戻ってきたらバスが来るからね。」などと一緒に指をさしながら確認をします。
「長い針がここまで来たからもうすぐバスが来るよ。」という途中経過も一緒に楽しみます。
うちで使っているのはくもん出版のスタディクロックです。選んだポイントは文字がはっきり書いてあって分単位まで読みやすい事、短針と長針の色分けがしてある事の2点です。ロケットや猫ちゃんが秒針と共にクルクル回る点もうちの子は喜んでくれました。
時計の後ろに穴が空いているのでS字フックをひっかけて、こどもがおもちゃの部屋に移動する時もいっしょに持っていきます。こうするとどこでも一緒に時計が見れるので便利です。
声かけの結果、まだ時計は読めませんがこどもの方から「夕ご飯の時間は何時からたべるの?もう時間じゃない?」と時計を見ながら聞いてくれるようになりました。まずは第一歩です。
2.絵本で読み方を教えよう
時計の絵本ってたくさんあると思うのですが、どう選んだらいいのか分かりませんよね?
私の場合、児童書に力をいれている書店に連絡をして、こどもと一緒にできるだけ多く試し読みをさせて頂きながら選びました。
イチオシの時計の絵本は「くろくまくんのとけいえほん」
全部で10冊ほど試し読みをしてこどもが興味をひかれる本はたくさんあったのですが、”時計の読み方を覚える”という点で一番いいと思い購入したのは「くろくまくんのとけいえほん」でした。
「くろくまくんのとけいえほん」3つのおすすめポイント
1.絵本を読み進める中で簡単なことから難しめのことまでステップアップして教えてくれる。
この絵本では時計屋のおじさんのところに遊びにきたくろくまくんと一緒に「とりあえず動かしてみる」「30分単位から覚える」という所からはじめ徐々に内容が細かくなっていきます。
うちの子はまだ長針と短針の役割も分かっていない状態なので、そこからはじめて成長とともに少しづつ理解できればと期待しています。
2.1日の流れも書いてあるので自分の生活と照らし合わせられる。
1日の流れをキャラクターと共に時計を合わせながら過ごしてみる本はたくさんあったのですが、実際の自分の時間と違うと混乱するのでは?という疑問があったのですが、この本ではくろくまくんの1日の例とは別に自分の生活時間を記入できて流れが一目で見れるのででわかりやすいと感じました。
実際うちの子はこのページをみながら「いま夕飯食べたから次はお風呂に入らなきゃ寝れないね!」と言ってました。
本の中で指示してあるように”分単位で合わせながら迷路を楽しむ”という事まではまだできないのですが、分からないながら本の中でパンを焼いたり鷹からパンを取り返したりとストーリーを楽しみながら読み進めています。
親の教えたい気持ちばかりで本を強要して嫌いになったら困るので、まずはストーリーを一緒に楽しんでこの本を好きになってもらって結果は徐々についてくればと思います。
ゲーム要素の面でもこの本が1番3〜4歳児向けに簡単にできているように感じました。迷路やクイズが難しすぎてもそこにばかり集中しすぎて”時計を覚える”という本来の目的から外れすぎてしまって低年齢の子には向かないような気がします。
まとめ
独断と偏見でいろいろ書きましたが、その子が興味ある方法で覚えるのが一番だと思います。電車に詳しい子には電車の時計絵本がありますし、アンパンマンやディズニープリンセスが好きな子にはそちらの本の方が向いているかもしれません。
とけいであそぼう アンパンマンいまなんじ?
でんしゃでおぼえる!とけいえほん
その傾向を見るためにも可能であればまずは一度お子さんと一緒に試し読みをする事をお勧めします。
いずれにしてもこどもと一緒に楽しんで取り組めたら素敵ですよね。うちも頑張ります。